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明日に咲くキミへ。

 

 

 

彼は魂で踊る人だった。

 

 

 

 

 

 

初めて彼を見た時、彼は頭で回ってた。

ヘッドスピン自体、きっと見たことはそれが人生で初めてだったのだと思う。

その時に感じた衝動を未だに忘れたことは無い。

 

「この人はわたしの目標」

 

 

別にヘッドスピンをしたかったわけではなく、彼の堂々としたダンスに目を惹かれ、その凛々しさを幼いながら手にしたいと思ったのだろう。

 

それからというもの、Sexy Zoneのバックで踊る彼を応援し続け、メインで歌う彼がどんどん好きになった。

 

でもそんな楽しい現実はそう長く続かなかった。

 

 

シンメだった岸くんと離れ、彼は彷徨い続けたよね。彼自身も辛かっただろうに。だって彼は魂で踊る人。ダンスに感情がよく出てた。何でそんなに力んでるの、もっと気楽に踊ろうよ、苦しいよ、って。辛かった。

 

そこから何起こったか、田島くんというシンメが再び出来て、第2の推され期到来とでも言うかのように、彼はまた、輝き出した。

 

だがしかし、そんな幸せも1年足らずで過ぎ去った。彼に何が足りないの。彼の何処がダメなの。少年倶楽部にも呼ばれなくなった。

夏があっという間に過ぎ、いつになったらまた出てくるの、、、

 

 

 

出てきた。10月の少年倶楽部

 

 

 

 

久しぶりに見た彼の踊りに、自然と涙が止まらない。止められない。

Silver Moonの踊りに感情が剥き出しだった。久しぶりのお仕事。久しぶりの少年倶楽部。嬉しかっただろうに。辛かっただろうに。1分も無かっただろうあのダンスにすべての感情が詰まってた。

 

 

その少年倶楽部から、また数ヶ月空いて、次の少年倶楽部はまぁ素晴らしいGetUp!を見せてくれて、逆襲が始まるもんだと思ってた。

 

 

茶の間ヲタクを極めていた私は、クリエなんというものにはもちろん入らなかった。

でも、たくさんのレポから、いかに彼が彼らしく彼であったかが分かった。

 

 

万を辞して披露した最初で最後のソロ曲は自分で作詞作曲した「今を咲く花」だったんだよね。

 

聞きたかった。一度でいいから。あなたの歌声を聞きたかった。

 

 

 

 

こんな望みはもう叶わないと分かっているが、時間を巻き戻したいと何度も思った。

 

 

 

 

 

 

そこから夏になった。もちろんサマーステーションには名前が無い彼ら。

 

サマパラにはいるのではないかと微かに期待した人も少なくないであろう。むしろみんながそれを望んでたはず。

 

 

 

 

 

 

いた。彼らはいた。才能を生かされた。中島健人氏に。健人氏は気づいていた。彼の、彼らの素晴らしさを。感謝しかない。

 

もちろんサマパラにも出向くことは出来なかった。夏の暑さの中、サマパラのレポをいち早く知りたいと、補習終わりに急いで家に帰ったことを今でも忘れない。

 

レポだけでこんなに爽快で愉快で嬉しくなることは他にはないと思った。

 

 

 

 

 

 

その最終公演、彼は泣いたそうだ。

 

今思えば、もう辞めることを決めていたのだろうか、どうなのだろうか。

 

彼は魂で踊る人。そういうことも含め、ディアハイヒールの曲に込められた想いも吸収して魂で踊った。その結果の涙だよね、きっと。

 

 

 

このサマパラが、彼にとってジャニーズとして最後の現場でのお仕事だった。なんて素晴らしい最後だったのだろうか。彼が本来いるべき立ち位置で舞い踊ってくれた夏。少なくとも彼のことを知っているヲタクにとっては、一生忘れられない夏になったと思う。

 

 

 

彼を応援したこの5年。後悔ばかりが募る。なぜ一度も彼に会いに行かなかったのか。無理してでも拝むべきだった。

 

 

彼の名が、これからどんどん消えていく。忘れられていく。それでもいい。

 

彼という逸材がいたという事実さえあればそれでいい。そう思う。

 

 

彼の実力を認めてくれる先輩がいて、彼の魅力に魅了されたファンはいたのだから。もうそれだけでいい。

 

 

 

 

 

 

ありがとう。髙橋颯くん。